レンタルより早くて安い!あなたのスマホが決済端末になるTap to Pay

橋本 かな
更新日:2025.05.19

”20分で、いつものスマホが決済端末に!”

Tap to Payはこの一言で表現できます。短い時間で決済の準備は完了。そして、初期月額費用もないので、専用キャッシュレス端末をレンタルするよりもリーズナブルです。イベントなどの決済には是非利用してみてください。

百聞は一見に如かず。以下は弊社メンバーが実際に利用した動画です。

現時点で、Tap to Payは3社から導入可能。どれも初期月額無料なので、アカウント登録後に決済アプリを試して決めてはどうでしょうか?とはいえ、忙しい方のために、各社を調べた筆者のおすすめ順を先にお伝えします。詳しくは下記で触れていきます。

1位:stera tap(ステラタップ)
・審査書類は本人確認書類のみ(法人も)
・手数料率1.98〜2.48%と、他社より安い!
・決済に特化したシンプルアプリ
・iPhone/Androidで導入可能
2位:Square(スクエア)
・審査書類は原則不要!
・手数料率2.50%
・事前の商品登録など、豊富な機能
・iPhone/Androidで導入可能
3位:Airペイ タッチ
・審査に店舗確認書類も必要…
・手数料率2.48%はSquare同等
・機能はシンプル。stera tap同等
・iPhoneで導入可能(Android不可)
 (であれば、stera tapかSquareがベター)
※中小事業者向けのVISA/MASTER決済手数料率

Tap to Payとは?専用端末いらずの決済サービス

各社紹介の前に、Tap to Payの概要です。下記にApple社の2024年プレスリリースを引用します。

 Appleは本日、ローカルビジネスが、対面での非接触決済にiPhoneだけで対応できる「iPhoneのタッチ決済」の提供を日本で開始しました。これからは中小規模の事業者から大型小売店まで、お持ちのiPhoneを使って、シームレスかつ安全に、非接触決済のクレジットカードやデビットカード、Apple Pay、その他のデジタルウォレットに対応できるようになります。使用するのはiPhoneとパートナーの対応iOSアプリだけで、その他のハードウェアや決済端末は必要ありません。

Apple社 プレスリリース引用 2024 年 5 月 16 日

上記は、iPhoneで説明されてますが、Android端末でも導入可能(stera tapとSquare)です。

どんな経緯や目的で導入されるのか?

多くはイベントなどでの導入かと思いきや、意外にも実店舗で使っているケースも。どうやら、専用の決済端末と併用しているようです。

  • 会計時に、お客様とレジを行ったり来たりしないで済む
  • 決済端末の導入審査が長かったので、先にこちらを使い始めた
  • 決済端末が故障した時の予備として導入

その他、次のようなケースでも使われています。

  • 決済端末の1日のレンタル費用が2万円。それならTap to Payが良い
  • 審査に営業許可証が不要。専用端末が1ヶ月かかる..
  • 使いなられたスマホだから、オペレーションが簡単

【比較】Tap to Pay は stera tap か Squareが良い

冒頭で触れた各社比較の詳細です。

コスト重視なら、明らかにstera tap。機能を重視するならSquareを選ぶと良いでしょう。(Airペイ タッチは、他社に対しておすすめポイントを見つけられず..)

対応デバイスiPhone
Android
iPhone
Android
iPhone
初期月額0円0円0円
手数料率1.98%~2.48%2.50%2.48%
月100万円
決済すると*
手数料
月19,800円
年間23.7万
約6万円安い
手数料
月25,000円
年間30.0万
手数料
月24,800円
年間29.7万
入金サイクル月2回最短翌営月3~6回
審査書類本人確認書類のみ
(法人でも登記簿不要)
原則不要本人確認書類or登記簿
店舗写真やURL
決済アプリの機能都度金額入力→決済
非常にシンプル
都度金額入力→決済
事前の商品登録など
機能が豊富
stera tap同等
※VISA/MASTERカードでの決済の場合

Tap to Payという”手軽な決済”を考える事業者からすれば、安くてシンプルなstera tapが妥当でしょう。

  1. stera tap 公式サイト
  2. Square 公式サイト
  3. Airペイ タッチ 公式サイト

もし気になるようであれば、公式サイトからご登録を。筆者も、決済しなければ費用はかからないのでそれぞれ登録しました。入力情報も基本的で面倒ではありません。

stera tapならコスト最小限

三井住友銀行グループが提供するstera tapの魅力は、とにかく決済手数料率が安い点。

仮に月100万円分の売上を決済すると、払う費用は19,800円。他社の場合は25,000円かかるので、stera tapなら約5,000円コスト削減。つまり、年間6万円。決済額が大きいほど、削減額は増えていきます。

安い分、使いにくい?

率直に、使いやすかったです。

とても、シンプルで、誰でも使えるアプリになっています。※上に載せた動画と同じものです。

シンプルでありつつ、メモ入力や返金処理もアプリ上でできるので、機能が不足していることはありません。電子レシートにも対応しています。


アプリ以外の売上を管理画面も用意されています。これもとてもシンプルです。

この画面から、決済内容の詳細を確認できます。アプリで入れたメモなどもこちらでみれます。

売上明細の一覧をダウンロードもできるので、加工して会計ソフトに取り込めます。

申し込み当日にはカード決済可能

stera tapの利用開始までは、大きく4ステップ。かなりスピーディに審査が終わるので、承認されれば当日からカード決済が可能です。しかも最小限の提出書類なのは、かなり嬉しいポイント。

  1. stera tap アプリをダウンロード
  2. アカウント登録
  3. 送付されるメールから申込情報を記入(書類は本人確認書類だけでOK!)
  4. 審査 … 15分程度

ここまでのstera tapのポイントをまとめると以下の通りです。

最も安いが、十分な機能。申し込みも超カンタン

初期月額0円。決済手数料は1.98%〜と最も安い。でも、店舗の決済には十分な機能。尚且つ、法人も個人も本人確認書類だけで申し込めるので、「まずは登録してみる」の感覚で始めてみてはどうでしょうか?

stera tap 公式サイトはこちら

Squareなら決済+αの機能が使える

Square(スクエア)はアメリカ発祥の決済サービス。2013年頃から日本でも広がり始め、今では多くの店舗で見るようになりました。そのSquareも、Tap to Payを提供しています。

stera tapと何が違う?

Squareの決済手数料は2.5%。stera tapの1.98%よりも高い手数料率。

それでもメリットはあります。Tap to Payとしての決済機能自体はほとんど一緒ですが、Squareは店舗運営に必要な機能がマルっと揃ってます。下記はいずれも初期月額0円で使えます。

  • オンライン決済機能
  • ネットショップ、ホームページ作成機能
  • POSレジ機能(売上管理/在庫管理/スタッフ勤怠管理/顧客管理 等)
  • 売上傾向の詳細レポートオンライン決済(ネットショップや請求書)など

PayPayなどのQRコード決済も使える

Squareのアプリ上では、PayPay含めたQRコード決済も可能です。ただし、QRコード決済の手数料は3.25%なので、注意が必要です。2.5%ではありません。

コストはかかるが、多機能

POSレジ機能やオンラインなど、店舗に必要な機能も使える。ただし、手数料はstera tapよりも高め。

Square 公式サイトはこちら

【まとめ】Tap to Pay なら、今日からカード決済が可能

初期月額0円。持っているスマホが今日から決済端末になるTap to Pay(iPhoneのタッチ決済)。

専用の決済端末だと時間もコストも必要ですが、そんな課題はなくなります。

再度、3社の比較を掲載しますので、是非登録してみてください。

対応デバイスiPhone
Android
iPhone
Android
iPhone
初期月額0円0円0円
手数料率1.98%~2.48%2.50%2.48%
月100万円
決済すると*
手数料
月19,800円
年間23.7万
約6万円安い
手数料
月25,000円
年間30.0万
手数料
月24,800円
年間29.7万
入金サイクル月2回最短翌営月3~6回
審査書類本人確認書類のみ
(法人でも登記簿不要)
原則不要本人確認書類or登記簿
店舗写真やURL
決済アプリの機能都度金額入力→決済
非常にシンプル
都度金額入力→決済
事前の商品登録など
機能が豊富
stera tap同等
公式サイトこちらこちらこちら
※VISA/MASTERカードでの決済の場合