決済端末で美容室・サロンの会計をスマートに!業務効率化とキャッシュレス対応、導入までを徹底解説

PAYESCORT 編集部
更新日:2025.11.10

美容室・サロン経営で会計のスマート化やキャッシュレス対応に課題を感じていませんか?決済端末の導入は、業務効率化と顧客満足度向上に直結する解決策です。この記事では、決済端末のメリット、種類、選び方、おすすめサービス、導入方法まで網羅的に解説し、最適な一台選びをサポートします。

1. 美容室・サロン経営者が知るべき決済端末のメリット

美容室やサロンを経営されている方にとって、日々の業務効率化や顧客満足度の向上は常に重要な課題です。近年、キャッシュレス決済の普及に伴い、決済端末の導入はこれらの課題を解決する強力なツールとなりつつあります。決済端末を導入することで得られる具体的なメリットを、経営者の視点から深掘りしていきましょう。

1.1 キャッシュレス対応で顧客層を拡大

現代社会において、キャッシュレス決済はもはや特別なものではなく、日常生活に深く浸透しています。特に若い世代やインバウンドのお客様にとって、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済は当たり前の支払い方法です。

高額になりがちな施術費用も、キャッシュレス決済であればお客様は心理的なハードルを感じにくく、客単価の向上にも繋がりやすいというメリットもあります。

1.2 会計時間を短縮し業務を効率化

美容室やサロンのレジ業務は、施術後の限られた時間で行うため、スムーズさが求められます。現金での会計は、お釣りの計算や受け渡しに手間がかかり、時には計算ミスが発生するリスクも伴います。決済端末を導入することで、これらの手作業を大幅に削減し、会計時間を劇的に短縮できます。

会計がスムーズになることで、お客様をお待たせする時間が減り、次の予約のお客様をスムーズにご案内できるようになります。これは、スタッフの業務負担を軽減し、施術や接客により集中できる環境を整えることにも繋がります。

1.3 衛生管理とセキュリティの向上

清潔感は美容室やサロンにとって大切なことの一つです。現金は多くの人の手に触れるため、衛生面での懸念が常に存在します。決済端末を導入しキャッシュレス決済を推進することで、現金に触れる機会を減らし、より衛生的で安心な環境をお客様に提供できます。

決済端末の導入はセキュリティ面でも大きなメリットをもたらします。現金が店舗内に少なくなることで、盗難のリスクを低減できます。さらに、クレジットカード決済などは厳格なセキュリティ基準(PCI DSSなど)に基づいて処理されるため、お客様のカード情報も安全に保護されます。

2. 美容室・サロン向け決済端末の種類と対応決済

美容室やサロンでの会計をスマートにし、お客様の利便性を高めるためには、多様な決済方法に対応した決済端末の導入が不可欠です。現在、主流となっている決済方法には、クレジットカード、電子マネー、そしてQRコード決済があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身のサロンに最適な決済端末を選ぶことが、業務効率化と顧客満足度向上への第一歩となります。

2.1 クレジットカード決済端末の特徴

クレジットカード決済は、国内外問わず最も広く普及している決済方法の一つです。高額な施術や商品購入でも利用しやすく、お客様が現金を持ち合わせていない場合でも安心してサービスを提供できる点が大きなメリットです。主要な国際ブランドであるVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubなどに対応しているかを確認することは、幅広い顧客層を取り込む上で非常に重要です。

2.2 電子マネー決済端末の種類

電子マネー決済は、事前にチャージした金額や紐付けたクレジットカードから支払う方法で、現金のやり取りが不要なためスピーディーな会計が可能です。特に少額決済での利用が多く、日常的に利用しているお客様にとっては非常に便利な決済手段です。

美容室・サロンではあまり使用はないかもしれませんが、交通系ICカードは、Suica、PASMO、ICOCAなど導入可能です。商業系電子マネーには、iD、QUICPay、楽天Edy、WAON、nanacoなどがあり、それぞれ特定の商業施設やグループ店舗でポイント還元などのメリットがあるため、特定の顧客層に強く支持されています。

2.3 QRコード決済

QRコード決済は、スマートフォンアプリを利用してQRコードを読み取ることで決済が完了する、比較的新しい決済方法です。日本国内でも急速に普及が進んでおり、特に若い世代を中心に利用者が増加しています。代表的なサービスには、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイなどがあります。

お客様が店舗に提示されたQRコードを読み取る方式と、店舗側がお客様のスマートフォンに表示されたQRコードを読み取る方式の2種類が主流です。

2.4 一台で複数対応可能なオールインワン決済端末

美容室やサロンの限られたレジスペースで、複数の決済方法に対応するためには、一台でクレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、様々なキャッシュレス決済に対応できる「オールインワン決済端末」が非常に便利です。複数の決済端末を導入する手間やコストを削減し、レジ周りをすっきりと保ちながら、お客様のあらゆる決済ニーズに応えることが可能になります。

オールインワン決済端末は、操作性もシンプルで、スタッフのトレーニング負担も軽減されます。また、売上データの一元管理がしやすくなるため、経理業務の効率化にも貢献します。

3. 美容室・サロンに最適な決済端末を見つける比較ポイント

3.1 初期費用と決済手数料

美容室やサロンに決済端末を導入する際、重要な比較ポイントの一つが初期費用と決済手数料です。初期費用だけでなく、日々の運用にかかる決済手数料や月額費用、さらには売上金の振込手数料まで、トータルコストを把握することが重要となります。

初期費用と端末購入費用

決済端末の導入には、まず初期費用が発生する場合があります。これは端末本体の購入費用や、導入時の設定費用などが含まれます。無料で提供されるサービスもあれば、数万円程度の費用がかかるケースもあります。複数のサービスを比較し、ご自身の予算に合ったものを選ぶことが大切です。

決済手数料

決済手数料は、お客様がクレジットカードや電子マネー、QRコード決済を利用するたびに発生する費用です。この手数料率はサービスや決済ブランドによって異なり、一般的には2%台後半から3%台後半が相場とされています。例えば、クレジットカード決済は一律の手数料率である一方、QRコード決済ではキャンペーン期間中のみ手数料が無料になるなど、変動するケースもあります。月間の決済額が大きいサロンほど、わずかな手数料率の違いが年間のコストに大きく影響するため、慎重に比較検討しましょう。

月額費用と振込手数料

決済端末サービスによっては、月額のシステム利用料や端末のレンタル料が発生する場合があります。また、売上金が指定の銀行口座に振り込まれる際に、振込手数料がかかることもあります。振込手数料は、特定の金融機関であれば無料になる、あるいは月に数回まで無料といった条件が設定されていることが多いです。売上金の入金サイクル(毎日、週に数回、月に数回など)も、キャッシュフローに影響を与えるため、合わせて確認しておきましょう。

3.2 対応決済ブランドの豊富さ

現代の顧客は、様々な決済手段を利用しています。美容室やサロンに最適な決済端末を選ぶ上で、どれだけの決済ブランドに対応しているかは、顧客満足度や集客力に直結する重要な要素です。

クレジットカード決済

Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubといった主要なクレジットカードブランドに対応しているかは必須条件と言えるでしょう。特にインバウンド顧客が多いサロンでは、銀聯(UnionPay)への対応も検討する価値があります。

電子マネー決済

交通系ICカード(Suica、PASMO、ICOCAなど)や、iD、QUICPayといった非接触型決済は、日常的に利用する方が多く、スピーディーな会計を可能にします。これらの電子マネーに対応することで、顧客の利便性を高めることができます。

QRコード決済

PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAYなどのQRコード決済は、近年急速に普及しており、特に若年層を中心に利用者が増加しています。これらの決済手段に対応することで、新たな顧客層の獲得にもつながります。また、AlipayやWeChat Payは、訪日外国人観光客に広く利用されているため、インバウンド需要を取り込みたいサロンにとっては重要な選択肢となります。

多くの決済ブランドに対応しているオールインワン型の決済端末であれば、複数の端末を導入する手間やコストを削減し、管理も比較的簡単になります。

3.3 操作のしやすさとサポート体制

日々の業務でストレスなく決済端末を使用できるか、万が一のトラブル時に迅速なサポートを受けられるかは、サロン運営において非常に重要です。操作性とサポート体制は、業務効率と安心感に直結する比較ポイントです。

直感的な操作性

決済端末は、スタッフ全員がスムーズに操作できることが求められます。直感的なインターフェースやシンプルな操作フローであれば、新しいスタッフへの教育コストを抑え、会計時のミスも減らすことができます。タッチパネルの反応速度や、レシート印刷の速さなども、日々の業務効率に影響を与えます。

充実したサポート体制

決済端末は精密機器であり、時には故障や不具合が発生することもあります。そのような場合に、24時間365日対応のサポート窓口があるか、電話、メール、チャットなど複数の問い合わせチャネルが用意されているかを確認しましょう。また、故障時の代替機提供の有無や、導入時の設定サポート、操作に関するFAQの充実度なども、安心して利用するための重要な要素です。迅速なサポートは、決済ができないことによる機会損失を防ぎ、顧客満足度の低下を防ぐ上で不可欠です。

4. 美容室・サロン向けおすすめ決済端末サービス徹底解説

美容室やサロン経営において、決済端末の導入は業務効率化や顧客満足度向上に直結する重要な要素です。ここでは、特に美容業界で人気が高く、導入実績も豊富な主要な決済サービスを深掘りしてご紹介します。各サービスの初期費用、決済手数料、対応決済ブランド、そして美容室・サロン運営に役立つ特徴を比較検討し、ご自身の店舗に最適な選択を見つけるための参考にしてください。

4.1 Square スクエア

出典:Square

Square(スクエア)は、個人経営の美容室や小規模サロンからでも手軽に導入できるキャッシュレス決済サービスとして知られています。月額固定費がゼロで、決済が発生した際にのみ手数料がかかるシンプルな料金体系が魅力です。初期費用は決済端末の購入費のみで、オンライン決済のみの利用であれば端末費用もかかりません。振込手数料も無料で、最短翌営業日には売上金が入金されるため、資金繰りの面でも安心感があります。

Squareの決済端末は、コンパクトな「Square リーダー」から、2画面構成の「Square レジスター」まで、店舗の規模や用途に合わせて選べる4種類が提供されています。 クレジットカード決済はもちろん、交通系ICカードなどの電子マネー決済、PayPayやd払いなどのQRコード決済にも幅広く対応しています。

また、Squareは決済機能だけでなく、POSレジ機能、予約管理システム、スタッフ管理機能など、美容室・サロン運営に必要な多様なツールを無料で提供しており、これらを連携させることで業務全体の効率化を図ることが可能です。 既存のPOSレジや会計ソフトとの連携にも対応しているため、現在のシステムを活かしながらキャッシュレス決済を導入したい場合にも適しています。

Squareの主な特徴

  • 初期費用: 決済端末の購入費(4,980円〜)のみ。オンライン決済のみなら無料。
  • 月額費用: 無料。
  • 決済手数料: 対面決済の場合、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の主要カードブランドで2.5%、その他3.25%。オンライン決済は3.6%。
  • 入金サイクル: 最短翌営業日入金(三井住友銀行、みずほ銀行の場合)。その他の金融機関は週1回。振込手数料は無料。

4.2 Airペイ

出典:AirPAY

Airペイ(エアペイ)は、リクルートが提供するマルチ決済サービスで、幅広い決済方法に対応している点が大きな強みです。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済を1台のカードリーダーで受け付けられるため、お客様の多様な支払いニーズに応えることができます。

AirペイもSquareと同様に、初期費用(iPadとカードリーダーが無料となるキャンペーン実施中)、月額費用、振込手数料が無料であり、導入・運用コストを抑えたい美容室・サロンにとって魅力的な選択肢です。 ただし、iPadまたはiPhoneが別途必要となります。

Airペイは、リクルートが提供するPOSレジアプリ「Airレジ」や予約システム「Airリザーブ」との連携がスムーズに行えるため、美容室・サロンの受付から会計、顧客管理、予約管理までを一元化し、業務効率を大幅に向上させることが可能です。

Airペイの主な特徴

  • 初期費用: カードリーダー無償貸与、iPad無料貸与キャンペーン実施中。
  • 月額費用: 無料。
  • 決済手数料: 0.99%〜3.24%。中小事業者向けプログラム適用で、主要クレジットカードが2.48%になる場合あり。
  • 入金サイクル: 月6回(みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の場合)。その他金融機関は月3回。振込手数料は無料。

4.3 STORES 決済

出典:STORES

STORES 決済(ストアーズ決済)は、初期費用や月額固定費を抑えてキャッシュレス決済を導入したい小規模店舗や個人事業主におすすめのサービスです。 特に交通系電子マネーの決済手数料が1.98%と業界最安水準であることが特徴です。

STORES 決済の導入費用は、専用の決済端末代のみで、オンライン決済のみを利用する場合は端末も不要で費用ゼロから始められます。 月額費用も無料であり、使った分だけ手数料がかかるシンプルな料金体系です。

STORESは、ネットショップ開設、POSレジ、オンライン予約システムなど、店舗運営に必要な様々なサービスを総合的に提供しており、これらを連携させることで、予約・顧客・売上データの一元管理が可能になります。

STORES 決済の主な特徴

  • 初期費用: 決済端末代(19,800円)のみ。キャンペーンやオンライン決済のみなら無料。
  • 月額費用: 無料。
  • 決済手数料: 1.98%〜3.24%。交通系電子マネーは1.98%と業界最安水準。
  • 入金サイクル: 最短翌日入金(有料オプション「スピードキャッシュ」利用時)。通常は月1回。振込手数料は275円。
  • 対応決済: クレジットカード(Visa, Mastercard, JCB, American Express, Diners Club, Discover)、電子マネー(交通系IC, iD, QUICPay)、QRコード決済(PayPay, d払い, 楽天ペイ, au PAY, メルペイ, WeChat Pay, Alipay+など順次対応)。
  • その他機能: STORES 予約、STORES レジ、STORES ネットショップとの連携。

4.4 こんな方におすすめ、目的別のおすすめ決済端末

上記3社含め、美容室・サロンの形態や求める機能によって最適な決済端末は多数存在します。例えば、多機能なオールインワン端末を求めるなら「stera pack」や「スマレジ・PAYGATE」などが挙げられます。 これらのサービスも、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に幅広く対応し、プリンター内蔵型で持ち運び可能な端末を提供していることが多いです。

stera packは、三井住友カードとGMOが提供しており、決済・タブレット・プリンターが1台に統合された端末が特徴で、24時間365日のサポート体制も充実しています。 スマレジ・PAYGATEは、POSレジ「スマレジ」と連携することで、決済とレジ機能を一台で完結させることができ、売上管理や分析もできます。

以下に特徴・重視ポイント別にまとめています!

主要決済端末サービス比較表

サービス名特徴こんな方におすすめ
Square ターミナルタッチ決済・レシート印刷機能を備えたオールインワン端末。小規模店舗で、操作性を重視する方におすすめ。
Square リーダーキャンペーンタッチ決済・レシ小型でBluetooth接続。スマホで簡単決済。月額無料。低コストでクレカ決済を導入したい個人事業主やフリーランス向け。
Airペイ(エアペイ)端末代(19,800円)
(30種以上の決済対応。iPad+専用リーダーで運用。
飲食・美容など幅広い業種で、安心サポートとブランド力を重視する方に。
STORES 決済端末無料キャンペーンなど導入ハードルが低い。ネット連携も◎。ネット+店舗の両方で販売/予約促進されたい個人・小規模店舗におすすめ。
PAYGATE(ペイゲート)クラウド型決済端末。法人向け機能が豊富。複数店舗・チェーン展開など、業務管理を重視する法人におすすめ。
stera pack(ステラパック)1台でクレカ・電子マネー・QR全対応。多機能で拡張性が高い。多決済対応を重視する店舗型ビジネス向け初期費用を抑えつつ本格導入したい人におすすめ。

5. 美容室・サロンへの決済端末導入フローと成功の秘訣

美容室やサロンに決済端末を導入することは、現代の経営において不可欠な要素となっています。ここでは、導入の具体的なステップから、よくあるトラブルを未然に防ぐための注意点、そして決済端末を最大限に活用して顧客体験を向上させる秘訣までを詳しく解説します。

5.1 導入までのステップと必要書類

決済端末の導入は、サロンのキャッシュレス化をスムーズに進めるための重要なプロセスです。適切なサービスを選定し、必要な手続きを滞りなく進めることで、早期の運用開始が可能となります。

導入の流れ

決済端末の導入は、一般的に以下のステップで進行します。

  1. サービス選定: まず、ご自身のサロンの顧客層や規模、希望する決済手段(クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など)を考慮し、最適な決済サービスを選定します。決済手数料や入金サイクル、サポート体制などは比較検討の重要なポイントです。
  2. 申し込み: 選定した決済サービスの公式サイトや代理店を通じて、オンラインフォームなどで申し込みを行います。事業者情報や店舗情報を正確に入力することが求められます。
  3. 必要書類の提出: 申し込み後、決済サービス会社から指定された必要書類を提出します。個人事業主か法人かによって提出書類が異なりますので、事前に確認し準備しておくことが重要です。
  4. 審査: 提出された書類に基づき、決済サービス会社や各決済ブランドによる審査が行われます。審査期間はサービスや状況により異なりますが、一般的には2週間から1ヶ月程度が目安とされています。SquareやSTORES 決済など一部のサービスでは、最短即日での審査完了や利用開始が可能な場合もあります。
  5. 端末の設置・設定: 審査が完了し、決済端末が到着したら、インターネット環境への接続や初期設定を行います。多くの決済端末はシンプルな操作で設定できるよう設計されています。
  6. 運用開始: 設定が完了すれば、実際に店舗でのキャッシュレス決済を開始できます。

必要書類一覧

決済端末の導入に必要な主な書類は以下の通りです。スムーズな審査のためにも、不備がないよう事前に準備しましょう。

区分主な必要書類補足
個人事業主代表者身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など) 営業許可証のコピー(美容業確認証、美容師免許のコピーなど) メニュー表(WebサイトのURLでも可) 店舗写真(外観・内観) 住所確認書類(公共料金領収書、住民票記載事項証明書など、PayPayの場合)顔写真付きの身分証明書が一般的です。
法人登記簿謄本(履歴事項全部証明書) 代表者身分証明書 営業許可証のコピー(美容業確認証、美容師免許のコピーなど) メニュー表(WebサイトのURLでも可) 店舗写真(外観・内観)登記簿謄本は発行から3ヶ月以内など、有効期限が定められている場合があります。
共通・その他申込書兼規約同意書 銀行口座情報(入金先口座) 特定継続的役務提供に該当する場合の追加書類契約する決済サービス会社から提供される書類に記入・捺印が必要です。

5.2 導入後のトラブルを避けるための注意点

決済端末の導入は、業務効率化や顧客満足度向上に繋がる一方で、運用上の注意点を把握しておくことが重要です。予期せぬトラブルを未然に防ぎ、安定したサービス提供を目指しましょう。

  • スタッフ教育の徹底: 新しい決済端末の操作方法や、エラー発生時の基本的な対処法、顧客への案内方法などについて、全スタッフが正確に理解していることが不可欠です。特に混雑時でもスムーズに対応できるよう、マニュアル作成や研修を実施しましょう。
  • 通信環境の安定確保: 決済端末はインターネット通信に依存するため、安定したWi-Fi環境や有線LANの確保が重要です。通信障害が発生した場合に備え、代替の通信手段(モバイルWi-Fiなど)や、一時的に現金決済で対応するフローも検討しておくと安心です。
  • 入金サイクルの正確な把握: 決済サービスによって、売上金の入金タイミング(翌日、週払い、月払いなど)や締め日が異なります。資金繰りに影響が出ないよう、事前に各決済サービスの入金サイクルを正確に把握し、キャッシュフロー計画に組み込むことが重要です。
  • 決済手数料の理解とコスト管理: 各決済サービスには決済手数料が発生します。サービスごとの手数料率を事前に比較し、売上に対する影響を十分に考慮した上で導入を決定しましょう。キャンペーン期間中の手数料率にも注意が必要です。
  • サポート体制の確認: 導入後の不明点やトラブル発生時に迅速に対応してもらえるよう、決済サービスのサポート体制(24時間対応、土日対応、電話・チャット・メールなど)を事前に確認しておくことが大切です。

6. まとめ

美容室・サロン経営者の皆様、本記事では決済端末がもたらすメリットから、最適な選び方、おすすめサービス、そして導入フローまでを徹底的に解説してきました。

決済端末の導入は、ただの会計手段には留まらず、顧客体験の向上、スタッフの負担軽減、ひいては売上アップへと繋がる重要な経営戦略の一環です。ぜひこの機会に、貴店の未来をスマートにする決済端末の導入を検討し、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。確認事項が多いかもしれませんが、最適な決済端末を見つけ、より質の高いサービス提供と効率的なサロン運営を実現しましょう。

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