「現金だけです」に、さよなら。イベント決済Squareで、手軽にキャッシュレス導入

橋本 かな
PAYESCORT 編集部
更新日:2025.07.01

フリマ、同人、ハンドメイド、コミケ、学園祭、屋台、マルシェなどなど。

現金主流だったイベントも、今ではキャッシュレスで支払える店舗をよく見かます。特に、このSquare(スクエア)という決済端末を見かけたという方も多いのではないでしょうか?無料アカウント登録後、購入した決済端末で使えるキャッシュレスサービスです。

Squareは、個人も導入できる決済サービスです。クレジット、電子マネー、PayPayを含むQRに対応しているので、お客さんを取りこぼさないで済みます。

私たち編集部もSquareの決済端末を購入しました。これらを実際に使いつつ、イベント出展者に選ばれる点を解説していきます。

square決済端末シリーズ
Squareリーダーとターミナルを手に入れました!

なぜ、イベントでSquareが使われるのか?

Squareが選ばれる理由は数多くあるものの、イベント出展者の目線で、この3つがポイントになります。

  • 月額0円。イベントがない時に費用が掛からない
  • 審査が簡単で早い
  • イベントで多い現金の管理も可能なレジ機能

月額0円。イベントがない時に費用が掛からない

Squareは月額料金が0円。必要なのは、キャッシュレス決済端末の代金、決済ごとにかかる決済手数料です。アカウント登録も無料です。

一方他社は、端末代金が0円。月額費用と決済手数料を支払うモデルが大半です。

イベントの頻度にもよりますが、毎月出店しないのに月額費用を払っていては勿体ないですよね。

審査が簡単、早い。最速、今日から利用可能

決済端末の審査には、個人や企業の情報に加えて、ホームページURL、販売商品や店舗外観の写真、商品の価格、メニュー表、などの提出が必要です。

Squareの場合は原則それらの書類提出がありません(業種によって、後から提出が必要な場合があります)。

最短で、登録した当日にカード決済を利用できるようになります。

また、電子マネーやQRは、あくまで希望性です。カード審査が完了後に、電子マネーとQRを申請する必要があります。

注意点としては、PayPayを含めたQRコード決済の審査です。これはどの決済サービスも同じですが利用開始までに2週間ほどかかるため、余裕を持って申請しましょう。

レジ機能つき。イベントで多い現金売上も管理できる

イベント当日は、売上を管理するレジが必要です。

もちろん、決済端末とは別にレジを用意しても構いません。しかし、レジにもう一度決済金額を入れる「二度打ち」が発生します。

Squareは決済端末とレジ機能がセットなので、「二度打ち」の手間がありません。仮にお客さんが現金での支払いを希望した場合でも、Square上で「現金決済」を選択することで売上管理ができて便利です。

イベントで利用されているSquare端末3選

イベントにおすすめのSquare決済端末は以下の3つです。

真ん中のSquareリーダーが、特にイベント出展者に人気のものです。税込5,000円未満と手が届きやすく、コンパクトで持ち運びに最適です。それぞれ順番に説明します。

【その1】オールインワンなSquareターミナル

プリンターやレジ機能も内蔵した「オールインワン」端末。Squareリーダーと異なり、スマホと連動させずともこれ一台で利用できるのが魅力です。

端末費用税込39,980円(分割12回の場合3,332円/月)
月額費用0円
決済手数料2.5〜3.25%
(1万円決済すると、250〜325円の手数料)
対応決済手段クレジットカード、電子マネー、QRコード決済
特徴1この端末にレジ機能も内蔵
特徴2プリンター内蔵。手書きの領収書などを用意する必要なし!

並べてみると、サイズはiPhone12と同じ

リーダーとiPhone12と並べてみるとサイズ感はこんな感じです。

縦幅は約14cm、iPhone12とほぼ一緒です。厚みは6cmです。

コンパクトなSqareリーダーと比べるとガッシリとしていて、専用端末という印象です。

重さは417g。iPad Proが約400〜460gなので、同等の重さです。

【動画あり】実際に使ってみました

Squareターミナルは白い大きめの箱に、充電用のアダプター(タイプC)と一緒に届きます。このアダプターに限らず、TypeC対応充電器であれば充電可能です。

そして、こちらが、弊社スタッフがこのSquareターミナルを試した動画です。決済→レシート印字→返金→売上確認という流れで利用しています。

その都度の金額入力に加えて、事前に登録したメニューを選んで決済も可能です。レジ機能も備えているので、これまでの売上履歴も確認できます。

動画では、タッチ決済でしたが、電子マネーやQRにももちろん対応しています。

QRコード決済
電子マネー決済
タッチ決済
差し込みにも対応
QRコード決済 電子マネー決済 タッチ決済 差し込みにも対応

これで端末代金39,980円(税込)なら納得の価格ではないでしょうか?とはいえ、よりリーズナブルに使えるのが、 次のSquareリーダーです。

【その2|最も人気】重さ56g。超小型Squareリーダー

超小型端末のSquareリーダー。ポケットサイズでどこでも持ち運びOK。iPhone、iPad、AndroidのいずれかとBluetoothで連携させて利用します。そして、魅力は端末代金4,980円(税込)という安さ。月額も0円なので手が届きやすいですよね。

端末費用税込4,980円 (分割12回の場合415円/月)
月額費用0円
決済手数料2.5〜3.25%
(1万円決済すると、250〜325円の手数料)
対応決済手段クレジットカード、電子マネー 、QRコード決済
特徴1スマホやiPadと連携する小型モデル
特徴2連携するSquareアプリにレジ機能も内蔵

実際に手に持ってみると、本当に小型です。重さはなんと、56g。持っている感じがしません(笑)

思わず、「かるっ!」と叫びたくなります

実際に使ってみました

一緒に充電用のケーブル(TypeC)とステッカーが同梱されて届きます。

おしゃれなパッケージで届きました!

そして、下記が実際に利用した動画です。Squareターミナル同様に、その日の売上や商品の販売件数が確認できます。返金もアプリ上からすることが可能です。

QRコード決済は、Squareアプリ上で

Squareリーダーで決済できるのはクレジットカードと電子マネーです。もちろんタッチ決済に対応しているので、タッチ決済可能なカードやsuicaなどの電子マネーを、かざして決済できます。(クレジットカードは挿入することも可能)

では、PayPayなどのQRコード決済は?

Squareリーダーと連携させるアプリ上にQRコードが表示されるので、それをお客さまに読み込んでもらい決済します。

もちろん、SquareアプリでPayPayも支払い可能

電子レシートを発行可能

Squareリーダーはターミナルと異なりプリンターが内蔵されていません。そのため、多くの利用者は、

  • 電子レシート(SMSかE-mail)を送付
  • 別途プリンターを用意しておく
  • 手書き領収書を用意

のいずれかで対応しています。

別途プリンターを購入すると1万円以上はするので、コスパが良くありません。「レシート要らない」という人も多いことから、電子レシート+手書き領収書で十分でしょう。

【その3】Square タッチ決済

Squareリーダーよりリーズナブルなのが、Square タッチ決済(Tap to Payとも呼びます) 。

いつものスマホに、Squareアプリを入れるだけで決済ができるようになります。なので、初期投資は0円です。

端末費用税込0円(スマホを決済端末代わりに)
月額費用0円
決済手数料2.5〜3.25%
(1万円決済すると、250〜325円の手数料)
対応決済手段タッチ可能なクレジットカード
電子マネー(ApplePay 、GooglePay)
QRコード決済
特徴1専用決済端末いらず。スマホにアプリを入れるだけ
特徴2最短、今日から利用可能

どんな業種でも気軽に導入できる

導入している事業者は、イベント系(コミケや学園祭など)、スクール、キッチンカー、観光レジャー、デリバリなども。「身軽に決済したい」事業者に人気です。また、1日からのちょっと使いもできるので、専用端末をレンタルせずにiPhoneのタッチ決済にする事例もあります。

Suqare – iPhoneタッチ決済事例 (人力車の​えびす屋)
Stera tap – iPhoneタッチ決済事例 (クックバル葉山)

専用端末がなくても十分

電子マネーApple Payで決済した動画(決済完了時の”ピコーン”が、くせになります)

初期月額0円。必要なのはアカウントとスマホだけ。そう聞くと、普段イベント出展をしている筆者は「使いにくい?」と疑っていた部分も正直ありました。

十分です。 必要以上の機能が詰まってます。

Squareリーダーという専用端末がないだけで、アプリ自体は同じものです。なので、金額を都度入力しても、事前登録した商品を選んでも決済することが可能。返金はもちろん。そして、ディスカウント機能までSquareアプリで完結します。

主要なQRコード決済にも対応

他社にも、iPhoneタッチ決済を提供する会社がありますが、QRコード決済ができるのはSquareだけです。何より筆者がSquareを推す理由はここにあります。対応ブランドは下記の通り。これだけあれば、十分ですよね。

  • PayPay
  • d払い(ドコモ)
  • auPay
  • 楽天Pay
  • メルペイ
  • wechatPay

iPhoneタッチ決済を提供する3社を比較

既にお伝えのとおり、iPhoneタッチ決済を提供できるのは3社。Square、GMOグループのstera tap、リクルートのAirペイです。

クレジットカード決済ができると言うのは各社一緒ですが、提供できるサービスレベルや導入のしやすさが異なります。この点をみると、圧倒期にSquareです。

対応デバイスiPhone
Android
iPhone
Android
iPhone
決済手段クレジット
電子マネー
QRコード
クレジット
電子マネー
クレジット
電子マネー
初期月額0円0円0円
カード決済手数料2.50%1.98~2.48%2.50%
入金サイクル最短翌営月2回月3~6回
審査書類原則不要本人確認書類のみ
(法人でも登記簿不要)
本人確認書類or登記簿
店舗写真やURL
決済アプリの機能都度金額入力→決済
事前の商品登録など
機能が豊富
都度金額入力→決済
非常にシンプル
都度金額入力→決済
非常にシンプル
公式サイトSquare 公式サイトstera tap 公式サイトAirペイ 公式サイト

3社の中で、手数料率はstera tapが低いですね。

例えば、月に1万円決済すると、Squareの場合は250円の手数料がかかる一方で、stera tapは198円。月に約50円ほどの違いが出てきます。

もし、決済額が多くコストを下げたい場合には、stera tapを導入してもいいでしょう。ただ、Squareほどの機能はないので、Squareとstera tapの併用をするのも一つです。参考までに以下はstera tapの利用動画です。

Squareユーザーの口コミ

X(旧twitter)を調べると、Squareユーザーのつぶやきが多く見つかります。ぜひ参考にしてみてください。

【まとめ】イベント利用の決済なら、Squareで

いかがでしたでしょうか。

いろんなイベントで大活躍のSquareを使うには、まずは無料のアカウント登録が必要です。

簡単な本人確認や口座登録が終われば、最短で当日からカード決済ができるようになります。他の決済手段も申請して承認され次第、順次利用できるようになります。

気になる方は公式サイトを是非確認してみてください。

また、弊社株式会社ユアブルでは、、Squareアカウントを新規に開設される方向けに、Square端末の無料レンタルをしております。ご希望の場合はお問い合わせください。

Square公式サイト